公開シラバス

年度 2024 年度
授業科目名 授業科目  連携課題研究1
開講番号 U2-101 講義コード 0005612
開講期 通年 曜日/講時 その他/集中
単位数 2 カリキュラムマップ 社会性・自律性
授業形態 担当形態 単独
対象学生 大学2 ナンバリングコード G19425
担当教員 桂 まに子  
教職課程関連科目
法定規程科目
教職課程関連科目
施行規則に定める科目区分または事項等

授業形態

対面授業&遠隔双方向型授業

授業形態詳細

通年科目。初回(4月中旬、4/17(水)5限予定)の授業形態はLMSもしくはTeamsで伝達する。

遠隔双方向型授業を行う場合はZoomを使用する。リアルタイムの出席を求めるため、動画配信は基本的に行わない。授業後は自分で退室すること。

副題

地域連携課題を発見し、専門科目での学びや情報技術を活かした問題解決策を考える

授業の到達目標

(1)地域課題を見つけ、プロジェクトのテーマを設定する
(2)研究テーマに関する情報収集ができる(文献、ウェブ、現地、関係者など)
(3)情報技術を用いた編集・発信に挑戦する(Wikipedia、OpenStreetMapなど)
(4)テーマについて調べたことをもとに、連携活動を進展させるための提案を行う

過去の受講生の研究テーマを挙げておく。
・ 地域図書館が放課後の児童館でどのようなサービスができるか考える
・ 京都市内のSDGs活動からSTEAM教育を考える
・ 京都市の廃校活用/空き家対策/町家活用/野良猫問題/観光問題
・ 東山まちじゅう図書館/まちライブラリー
・ 地域社会を支える新しい書店のあり方

学位授与の方針との関連

女性地域リーダー養成プログラムの一環である本科目においては、主体的に地域の課題を発見し、地域の中で他者との対話や議論を繰り返しながら課題解決策を自ら提案することを目指す。課題の内容によっては、情報通信技術(ICT)を活用した地域貢献の手法を学び、実践することができる。

授業の概要

本授業では、受講生が地域社会の担い手となることを想定し、地域で様々な仕事や活動を行う上で必要となる社会との関わり方や、地域の情報を収集・整理・編集して正確に発信する技術力を身につけることを目指す。具体的には、地域や企業、公共施設等との連携の課題を整理し、プロジェクトテーマを設定し、受講生のこれまでの学びや情報技術を活かした問題解決を試みる。

テーマに沿った情報収集や現地調査、地域の関係者へのインタビュー、編集・発信の成果を研究レポート(スライドや動画も含む)にまとめる。デジタルな地域情報の編集には、「Wikipedia」と「OpenStreetMap」の2種類を予定している。ただし、受講生のテーマによっては別の手法を採用することもある。連携・協力先として、京都市内の図書館や企業、商店、寺社などを予定している。

対象地域を京都市東山区にする場合は、「東山区まちづくり支援事業」に応募してテーマに関する連携活動を実践しても良い。

授業計画

1.オリエンテーション:Problem Based Learningについて(4/17(水)5限予定)
2.地域と企業/行政との連携課題について整理する
3.プロジェクト準備(リサーチテーマの設定、事前の情報収集)
4.Wikipediaを用いた地域情報の編集・発信について
5.OpenStreetMapを用いた地域情報の編集・発信について
6.プロジェクト設計(問題関心&調査目的についてのミニプレゼンテーション)
7.プロジェクト実行(1)テーマに沿った情報収集
8.プロジェクト実行(2)調査対象の決定
9.プロジェクト実行(3)調査内容およびインタビュー項目の決定
10. プロジェクト実行(4)現地調査#1
11. プロジェクト実行(5)現地調査#2
12. プロジェクト実行(6)課題解決につながる提案/改善案の提示
13. 研究レポートの作成
14. 最終報告・講評(最終プレゼンテーション、ディスカッション)
15. 最終報告・講評(最終プレゼンテーション、ディスカッション)

※ 初回授業日の連絡はLMSもしくはTeamsで行う(4月中旬予定)。
※ スケジュールの詳細は初回授業時に提示する(前年度受講生のプロジェクトも紹介)。
※ 2〜6は前期期間に実施し、7〜12は夏休み期間に実施する。最終報告は後期に行う。

授業時間外学習

以下の時間を目安に時間外学習に取り組んでほしい。

1:PBLについての予習、リサーチテーマを考える(各2h)
2:地域連携課題の事例についての予習(2h)
3:リサーチテーマについての予習、テーマに関する調査(各2h)
4:Wikipedia事例をさらに見る、テーマに関する調査(各2h)
5:OpenStreetMap事例をさらに見る、テーマに関する調査(各2h)
6:プロジェクト内で解決したい課題を定め、自主的に調査する(4h)
7-12:プロジェクト設計の準備(5h)、調査スケジュールを立てる(2h)、インタビュー項目を考える(4h)、関係者への連絡および現地調査(5h)、調査結果およびインタビュー内容のまとめ(5h)、課題解決策を考える(5h)
13、14、15:研究レポートの作成(5h)、最終プレゼンテーションの準備(5h)、プロジェクトを振り返る(成果&課題)

課題に対するフィードバック

地域連携課題テーマの設定に向けて個別の相談に乗る。テーマに沿ったブロジェクトができているかどうか見直し、夏休み中に実施可能な内容になっているかどうか見極める。事前調査や中間報告の提出があればその都度コメントし、必要に応じて問題の指摘やプロジェクトの軌道修正を行う。研究レポートの作成に慣れない受講生のための書き方サポートも行っていく。

関連分野

女性地域リーダー育成プログラム(連携活動入門、地域連携講座B、産学連携講座A&B)

教科書

【購入不要】受講生の地域連携課題テーマに合わせて、適宜情報提供する。

参考書

受講生の地域連携課題テーマに合わせて、適宜紹介する。

学生へのメッセージ

受講対象は2回生以上とする。履修登録後はこまめに京女ポータルを確認しましょう。重要なお知らせや各回の授業メモを載せていきます。授業内フィードバックにはTeamsを積極的に活用していきます。Teamsが使えるように準備しておきましょう。

プロジェクトテーマに合わせて文献や論文のリサーチを行い、参考となる先進事例を集めておくこと。新聞データベースは最新情報の収集に有効である。その他、自身のプロジェクトについて授業外でも色々な人と話をしてみると良い。

誰でも編集が可能な「Wikipedia」と「OpenStreetMap」を用いると、「何がどこにある」という地域情報がオープンデータ化され、ウェブ上で整理される。地域オープンデータの充実は、それらを活用した新しいビジネスやユニークな活動の創出に繋がる。本授業での編集経験が、実社会に出たときに役立つことを期待している。

当該科目に関連した実務経験の有無

成績評価の方法

評価項目 配分(%) 評価の観点
授業への参加度 20 出席状況、ディスカッションへの積極的な参加などを総合的に評価
プロジェクトテーマ 10 問題関心に合わせたテーマかどうか
リサーチ力 20 どのような情報収集&調査を行ったか
プレゼンテーション 50 テーマについて丁寧に調査し、論点を整理し、報告できているかどうか

京女AL

PBL(課題解決型学習) 地域課題を見つけて解決策を考える
プレゼンテーション 各自の学習成果をレポートにまとめ、発表する
学外授業(フィールドワーク) 地域に出てインタビューや情報収集を行う

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