年度 | 2023 年度 | ||||
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授業科目名 | 授業科目 地域連携講座B2 | ||||
開講番号 | U2-5 | 講義コード | 0005607 | ||
開講期 | 前期 | 曜日/講時 | 月曜日/2講時 | ||
単位数 | 2 | カリキュラムマップ | 社会性・自律性 | ||
授業形態 | 講義 | 担当形態 | 単独 | ||
対象学生 | 大学2 | ナンバリングコード | G15212005 | ||
担当教員 | 中山 玲子 | ||||
教職課程関連科目 法定規程科目 |
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教職課程関連科目 施行規則に定める科目区分または事項等 |
対面授業で行うが、コロナ感染状況によってはオンラインになる可能性もある。
第3回~第14回は、行政や協会、企業等の実務の方にゲストスピーカーで来ていただくが、ご都合により、日程が変更になることもある。
京都の社会と連携活動
1.地域社会としての京都の実態を理解する。
2.京都を事例として、現代の日本の地域社会が抱える課題を理解する。
3.地域社会の多角的側面を理解する。
4.行政をはじめとした各種分野の実態を理解する。
5.地域社会が市民の力で成り立っていることを理解する。
6.学生が地域社会の構成員として行動することが社会から期待されていることを理解する。
京都の社会を多角的に理解することによって、社会についての広い教養を培うことが出来る。また社会を構成する多様な組織・機関の役割を学ぶことによって、組織の中で、自らの専門的知識・理解・技能、個性や能力を活かして協働する重要性を理解する。
行政や企業、各種組織の実務担当者をゲストスピーカーとして招き、それぞれの分野からみた京都の社会や産業の実態を講じてもらうオムニバス形式の授業です。京都市の姿と京都市が直面する課題を多角的視点から理解し、かつ課題解決に向けて学生自身が地域貢献活動に主体的に取り組むよう学生の行動を促進することを目的としています。
1回 (4/10)イントロダクション(中山):本講義の概要や目的など受講に当たって理解しておくべき事項について解説する。
2回 (4/17) (中山) 京都女子大学が取り組んでいる地域連携や貢献活動について解説する。
3回(4/24)京都市役所:京都市の人口・世帯、産業など京都市の概要と京都市役所の役割について講じる。
4回(5/8))東山区役所:市次期東山区基本計画「住んでこそ!東山プロジェクト」 人口減少が著しい東山区について,現状と課題,今後の取組について講義する。
5回(5/15)NPO京都景観フォーラム:世界から称賛される京都の景観がどのようにして維持されているのか、だれの手によって保全されているのか、現場の経験に基づいて解説する。
6回5/22)京都保護観察所:刑務所に入るほどではない軽微な犯罪を犯した青少年や刑期を終えて刑務所を出所した人たちの生活と更生を支える制度を構成活動の最前線で日々努力する人たちの声を通して学ぶ。
7回(5/29)京都刑務所:「負の回転ドア」という表現に象徴されているように、日本の犯罪者の半数が再犯者で占められている。なぜ犯罪を繰り返すのか、それを解消するには市民として何をする必要があるのか、刑務所で犯罪者の厚生に尽力する刑務官による講義。
8回(6/05)京都銀行:地方銀行と都市銀行の違いから始まって、地方銀行が地域経済に果たす役割について実務家が講義する。
9回(6/12)招徳酒造:京都の伝統的地場産業の一つである伏見の酒造業の歴史から現状を学ぶと共に、現在酒造メーカーが直面する課題について話を聞く。招徳酒造はは伏見で唯一の女性杜氏の蔵である。
10回(6/19)ハイアットリージェンシー京都:世界に展開するグローバルホテルであるハイアットリージェンシー京都の総支配人による講義。グローバル企業としてのハイアットの理念から「京都」のハイアットとしての特徴をどのように経営に生かしているのか、さらにグローバル企業から見た京都の観光について話を聞く。
11回(6/26)京都市中央卸売市場:「京の台所」を支える中央卸売市場の機能と役割を学ぶ。
12回(7/03)朝日新聞社:全国紙と地方紙の違い、新聞が地域社会に果たす役割など、記者の目から見た地域社会について現職の記者が講義する。
13回(7/10)東山区社会福祉協議会:高齢化率33%という東山区の高齢者の生活実態を、社会福祉の最前線の実務家から学ぶ
14回(7/24)京都ジョブパーク:本学学生の就職状況あるいは就活の現状を通して京都の産業を考える。
15回(7/31)総括 中山
予習
第1回オリエンテーションで、第3回~第14回のゲストスピーカーの講義について、予習課題を提示する。または、LMSで連絡する。
復習
①授業で提示された課題・連携活動について、情報を収集する。
②授業の内容に、授業後自分で収集した情報を追加して考察した結果をレポートにまとめる。
③(コロナの感染状況によるが)関心をもった連携活動に実際に従事する。
京女ポータルを利用して、個人または受講生全体に、最終回時にフィードバックする。
1.共通領域副専攻分野の「地域連携科目」
2.共通領域教養科目「京都を学ぶ」
購入不要。授業中に資料を配布、または、LMSを通じてダウンロードしてもらう。
適宜紹介する。
この授業を通して、大学生は地域社会から「期待されている存在」だという認識を持ってもらえるようになることを期待しています。さまざまな業種に従事する実務家の話しを聞くことにより、将来の選択肢についても知見が広がります。
地域社会や地域活動に関心のある学生はもちろんですが、公務員、教員、地域の企業への就職を希望する学生にも役立つ授業です。
無
評価項目 | 配分(%) | 評価の観点 |
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授業内容の理解 | 40 | 毎回の授業終了後提出するコメントペーパー。授業内容の正確な理解。 |
課題の達成度 | 40 | 授業後提出する最終レポート。授業で指示された課題について、情報収集と考察をどれだけ深めたか。 |
授業への参加 | 20 | 毎回の授業への主体的な参加の程度。積極的な質問。 |
振り返り | 授業終了後のコメントペーパーと最終レポートで振り返りを実施する。 |
反転授業 | 予習課題への取組と、授業後のレポート作成。 |