公開シラバス

年度 2023 年度
授業科目名 授業科目  連携課題研究
開講番号 U2-14 講義コード 0005615
開講期 通年 曜日/講時 その他/集中
単位数 2 カリキュラムマップ 社会性・自律性
授業形態 演習 担当形態 単独
対象学生 大学2 ナンバリングコード G15222012
担当教員 宮原 佑貴子  
教職課程関連科目
法定規程科目
教職課程関連科目
施行規則に定める科目区分または事項等

授業形態

対面授業

授業形態詳細

<実施形態について>
15回の授業を、[1]、[2]、[3、4、5]、[6、7]、[8、9、10、11、12]、[13]、[14、15]の7日の日程に分けて実施を計画している。
この授業では、ディスカッションやグループ学習、体験実習を計画している。

<日程について>
[1]は、4月12日(水)5限にオンデマンドにて実施
以降の日程は、[2]5月の土曜日、[3、4、5]、[6、7]夏休みの集中講義期間に2日間、[8、9、10、11、12]10月の土曜日1〜5限、[13]11月の土曜日1時限分、[14、15]12月の土曜日2時限分、を計画している。
具体的な日程は初回授業で提案し、受講生と話し合って調整のうえ決定する。

副題

京都の伝統的染織産業の参加体験型課題研究

授業の到達目標

・京都の伝統的染織産業の技術や背景についての知識を得る。
・染織技術を体験し、固有の魅力や特色について知る。
・自らの体験と知識を融合し、オリジナルの提案と発表をおこなう。

学位授与の方針との関連

【社会性・自律性】
学外の方々と交流するため、社会の規範やルールに従い責任感のある行動をおこなう。また、グループワークによって、組織の中での役割を認識し、協調性を持ちながら個々の力を発揮する機会を創出する。伝統染織産業が抱える課題を発見し、解決するための提案をおこなうことにより、産業継承への貢献を目指す。

授業の概要

本授業では、京都の地において長年育まれてきた伝統的産業である着物の染色技術の奥深さを知るとともに、現代の課題を発見し、解決に導く手法を考察する。
前期では、京都の伝統的産業を活用した取り組み事例をリサーチし実態を把握する。それぞれのリサーチについてのディスカッションを通して、現代における伝統的染色産業の役割と今後の可能性を探る。
後期では、テーマとなる染色の学習をおこない知識を深めるとともに、本学に技術者を招いて染色実習を体験し、受講生らは自ら体得した染色の魅力や課題点について細やかに取材する。体験と取材の実施は、グループワークのなかで受講生各自が役割をもって進行する。授業最終日では、経験によって発見した内容を取り入れ、伝統的産業の継承について自らの提案をまとめ、発表する。

授業計画

1. オリエンテーション:京都の伝統染織産業と京都女子大学の取り組み

2.京都の伝統的産業と京都女子大学の取り組み

3. 伝統的染織産業を活用した取り組みについてのリサーチ発表
4. 伝統的染織産業を活用した取り組みについてのリサーチ発表(講評、ディスカッション)
5. 京都の伝統的染色技法:特別講義「マドレー染の変遷と技術について」生活造形学科青木美保子教授

6. 染色技術の体験について(事前学習)
7. 染色技術の体験について(計画)

8. 染色技術の体験と取材(準備、設営)
9. 染色技術の体験と取材 (ロールプレイング)
10. 染色技術の体験と取材(実施)
11. 染色技術の体験と取材(取材)
12. 染色技術の体験と取材(聞き取り調査)

13. プラン提案の企画書作成

14. プラン提案の発表、合評(1)
15. プラン提案の発表、合評(2)

授業時間外学習

授業内で配布するリサーチ用紙を用いて、京都の伝統染織技術を活用した商品やイベントなどの事例を数多く情報収集する。リサーチ発表以降は、個人テーマを絞り込んで取材や調査をおこない、企画書を作成し、最終のプラン提案プレゼンテーションに備える。

課題に対するフィードバック

・発表をおこなうときは、資料の準備段階において個別に、発表の手法への具体的なアドバイスを行う。
・発表をおこなう授業では、ディスカッション形式にて意見交換や評価をおこなう。
・リサーチシート、提案書などの提出物は、LMSを活用して個別にコメントを記入する。

関連分野

地域連携/地場産業/伝統産業/染織/企画

教科書

[購入不要]教科書なし

参考書

授業内にて適宜紹介する

学生へのメッセージ

・実習の都合等により受講定員20名とする。(定員を超える場合は抽選)
・実習への参加およびプレゼンテーションは、評価のため必須とする。
染織を活用した商品やイベントの事例等、日ごろから広い視野を持ってリサーチし、授業で活かしてください。知識を得て、考え、実践し、提案するまでの一連の流れを体験しながら学びましょう。

当該科目に関連した実務経験の有無

成績評価の方法

評価項目 配分(%) 評価の観点
授業への参加度 30 積極的な姿勢、発言等
グループワークへの貢献度 30 目的を持った自主的な行動、協調する姿勢等
提案発表 40 経験を生かした提案内容

京女AL

グループ学習 体験実習の計画、実習当日は役割をもって活動する
ディスカッション プレゼンテーション、リサーチ発表等に互いの意見を積極的に交わす
プレゼンテーション 個人のテーマを持ち、体験で得たものを活かした提案をおこなう
学外授業(フィールドワーク) 工房を訪問し知識を深める

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